6月19~20日に開催されるプラスチック成形加工学会 年次大会において、Xplore Instruments社CEO Guralp Ozkoc 氏が講演します。Guralp氏は同社に加わる前から、高分子材料の研究者として大学や研究機関で活躍しています。今回、持続可能な材料のための革新的ソリューション「生分解性ポリマーと多面体オリゴシルセスキオキサン(POSS)の相乗効果の解明」のテーマで講演します。近年、Guralp氏はPOSSに関する研究に取り組んでおり、多くの論文を発表しています。
講演スケジュール
6月20日(木)船堀タワーホール 5階 H会場 小ホール 11時30分~ H-204
特別セッションⅢ「地球にやさしい環境調和材料・技術」
持続可能な材料のための革新的ソリューション「生分解性ポリマーと多面体オリゴシルセスキオキサン(POSS)の相乗効果の解明」
“Unlocking the Synergies of Biodegradable Polymers and Polyhedral Oligomeric Silsesquioxanes (POSS)”
Guralp Ozkoc氏のプロフィール
2007年からトルコ Kocaeli大学で助教授の職に就き、2019年に教授職に就任。この間に、国内外の多くの研究プロジェクトを率い、多くの博士論文を指導しました。その他にも高分子科学専攻長および自然応用科学研究科副委員長を務めました。2020年にオランダに渡りBrightlands Material Center/TNO(オランダ応用科学研究機構)で上級研究員として研究に取り組みました。そこでは炭素繊維複合材料の3Dプリンティングと複合材料フィラメントの製造に関するプロジェクトを実施しました。2021年にかねてから共同研究等で協力関係にあったXplore Instruments社の最高技術責任者(CTO)に就任しました。同年、トルコ Sabanci大学ナノテクノロジーセンターとIstinye大学化学科で非常勤の教授職につきました。2022年にXplore Instruments社の最高経営責任者(CEO)に就任しました。就任後、新たな成形オプションの開発や卓上混練機の性能向上など積極的な技術開発に取り組んでいます。
Guralp氏の研究者としての対象分野は、生分解性ポリマー、ナノ複合材料、CNFなどを含む天然繊維複合材料、界面、レオロジーです。これまでの研究内容の詳細はGoogle Scholarからご確認頂けます。
Guralp氏が所属する団体
- 国際ポリマー加工協会(PPS)
- 高分子技術者協会(SPE)
- トルコ国立高分子学会
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