Goettfert社メルトインデクサmi40は、測定精度、測定の自動化、おもり交換や清掃による作業者の負荷を減らすなど、従来のメルトインデクサで課題のすべてを改善した装置です。
今回はさらに拡張性を高める溶融張力測定オプションD-Meltをご紹介します。
D-Meltではメルトインデクサの測定で排出したストランドを巻取り、溶融張力を測定します。
これにより1回の測定で２つのアウトプットデータを取得出来ます。
ガイダンスホイールは、セラミックコーティングされており最大45m/minで巻取りが可能です。
張力は分解能0.05mNの高感度センサーにより測定します。
〇D-Melt活躍事例
品質管理の現場でよく伺う事例として、MFR値が同じ値を示す場合でも、
成形時の良し悪しが変わるというご相談があります。
MFR値は分子量と低せん断速度域の粘度に関連し、
一方で、溶融張力では分子量分布や分岐構造が関連します。
そのため、上記事例の場合は、
溶融張力で比較を行うことで容易に判別することが可能となります。
測定は同時に行うことが出来るため、試験工程を増やすことなく、
品質管理精度の向上に大きく貢献することができます。
